2019年9月10日W杯アジア2次予選ミャンマー戦
開始時間が21時20分と少し遅かったおかげで前半をライブで、後半は録画(テレビを家族に取られて・・・)で観ることができました。
2次予選の組み合わせとしては、通過できることは予想できますが、こういった試合では心配なのが選手の怪我。過去にも小野伸二選手がタックルで大怪我がしたようなことは起きないように祈るばかり。中島翔哉選手がミャンマーの選手に受けたタックルは冷やっとしましたが、うまくいなしたようでした。
相変わらず攻撃は約束ごとが少ないような気がしましたが気になった点をいくつか。
・大迫選手がかなり下がってボールを受けていた。
少ない約束ごとの一つでしょうが、世界レベルの相手でも安定している大迫選手のポストプレー。予選の相手は当然研究していることから、下がってボールを受けていたのでしょう。下がっても相手が食いついてくるので、空いたスペースを南野選手がうまく使っていました。ここで点を決めていれば、もう少し試合展開が楽だったかも。
・中島翔哉選手、堂安律選手の両サイドがボールを受けにかなり下がってきていた。
ドリブルで相手を抜き切れるスキルのある中島翔哉選手はともかく、堂安選手はゴール前で相手を少しずらしてシュートを打つことに特徴があるので、左右同じ動きをしなくても良かったのではと感じました。起点となることを意識していたと思うのですが、ボランチに任せて高い位置に張ってもいいのでは。
・両サイドバックが中島翔哉選手、堂安律選手を追い越す動きが多かったけど、カウンターリスク管理は?
両サイドバックが追い越してクロスを上げるシーンが多かったですが、このレベルならともかく、3次予選または本番を考えると効果はどうか?それ以上にクロスに行くまでにボールを取られる可能性もでてくるので、決して守備意識が高いとは言えない中島翔哉選手、堂安律選手なのでカウンターに対するリスク管理がどうなっているか気になりました。
・スタメン唯一の橋本選手はグッド
J1ではFC東京を応援しているので、若干贔屓目もありますが、橋本選手の動きは良かったと思います。特徴であるボール奪取だけでなく、縦につけるパス、惜しいミドルシュートなどいい場面がありました。所属しているFC東京では、速いFWを軸にしたカウンター攻撃が特徴なので、どうしてもFWとの距離が遠いです。また、ボールを出す仕事は高萩選手が担っていますので、パスを出す印象があまりない。パスだけでもなく、シュートもスタッツを見る限り、1本か2本。
この試合を観る限り、普段の試合でもと思うが、今のチームのスタイルだとしょうがないかも。昨年まで米本選手がグランパスに移って、パスもうまいんだなと思いましたが、チーム戦術で埋もれた魅力がどうしてもありますね。
いろいろなしがらみもあり、難しい問題だと思いますが、ある程度勝ちが計算できたこの試合でヨーロッパのチームに所属している選手、特に移籍したばかりの選手をわざわざ呼ぶ必要があったのか。移籍したばかりの選手は所属チームでアピールをして、監督の信頼を得て試合にでることが必要なので、怪我のリスクなども考えると・・・・。ただ、多くの選手がW杯予選の経験がないことを考えるとプレッシャーの少ない試合でデビューという考えも理解できるし・・・悩ましい問題だと思います。
GKもそれぞれ実績に問題はないものの、所属チームで試合に出ていなかったり、失点が多かったりする。Jリーグ自体外国籍の選手が多くなっているのが気になっていますが、広島の大迫選手やJ2ではありますが、中村航輔選手などを招集してもよかったのではと思ってしまいます。
点差がつかなかったことに批判はありますが、予選初戦、荒れたピッチなどを考えると大きな怪我がないのは良かった。
文字だけでなく、図式などして表現したいが、まだまだうまく表現できていないです。