【蹴球観戦放浪記:ミニ】徳島ヴォルティスvsファジアーノ岡山@DAZN
開始早々アウェー岡山に先制点を許した徳島。
前半はサイドを使って攻めても肝心のゴール前の枚数が少なかったり、ボールポゼッションは高くボールを回すものの肝心のシュートまでいく機会が少なく、いつものようにもどかしい状況が続く。
後半に入って2分、選手の配置を変え、1枚だったトップを2枚にしたことだけが影響したのか、左サイドのクロスにニアには野村選手、後ろからは前半からトップに入っていた河田選手が入り、河田選手が綺麗なヘディングではなかったもののゴール。
その9分後には同じように左サイドから渡井選手がクロスを入れるのかと思ったが、コースが消されていた。ここで後ろに下げて作り直すのが徳島のいつものもどかしいパターンであったが、スピードにのっていた渡井選手はそのままシュート。そのシュートが逆サイドに刺さり、逆転。
徳島に限らず、J2ではポゼッション志向のチームは綺麗に崩そうという意図が強いのか、思い切ったシュートが少ないのが気になっていたが、相手の守備を広げるためにも多少強引でもミドルシュートは打った方がいいと思う。
後半35分から徳島は選手交代を立て続けに行うが、攻撃的な選手が多い。リードしていても追いつかれる試合も多かったので、ロドリゲス監督のメッセージとしては、受け身にならず、引き続き攻めろということだったと思う。が、体力的な問題もあって、後半中盤までは嵌っていたプレスも効かなくなり、岡山の攻撃を受けてしまう。
終了間際の岡山のFKも決まったかと思ったが、ゴールライン上で岸本選手がヘディングで窮地を救った。なんとか逆転で苦手としている岡山から勝ち点3をもぎ取った。
プレーオフ圏も見えてきた徳島だが、得点は多いものの上位の中では失点も多いチーム。
ロドリゲス監督はシーズンの中で戦術をうまく変える能力があることは昨年見せてくれたが、試合の中で交代によって流れを変えるのはあまりうまくないイメージ。