【蹴球観戦放浪記】2019年10月19日ヴィッセル神戸vsFC東京@DAZN
3試合勝ちがなく、首位から転落したFC東京。前日首位鹿島も引き分けたので、ここは勝ち点をつめる意味でも勝利が必要ですし、代表ウィーク明けでどう立て直してくるかが見所です。
両チームのフォーメーションは神戸が3-3-2-2で山口選手が2列目に入っているのは、FC東京の球の出どころである高萩選手を抑えることが目的か。FC東京はおなじみの4-4-2ですが、トップに高萩選手が入っているのが特徴。高萩選手のポジションには終盤にきて、初先発のアルトゥールシルバ選手。代表帰りの永井選手のコンディションを考えての起用か。
試合は開始早々に動く。ビジャ選手から奪ったボールをアルトゥールシルバ選手が早めにクロスをあげたところを高萩選手がヘッドでスラしたボールを東選手が高萩選手にリターンしてゴール。
ボールを高い位置で奪ってというところはいつもの戦術だと思いますが、通常なら永井選手やディエゴオリベイラ選手がスピードで持っていくので、どうしても攻撃が単調になっり、相手に引かれた場合にスペースをなくし、2人のスピードが活かせないのが課題。この試合では、ゴール前に複数の選手が入っていることが多かった。縦に急ぐより、選手間の距離を短くして複数の選択肢を作ることが狙いなんでしょうか。
2点目は1点目を奪ったあとすぐ、前半9分にアルトゥールシルバ選手が左サイドからミドル。綺麗に決まりました。
東京はこう言ったミドルも積極的に撃った方が、相手が引かれた場合にDFを前に引き出せるので必要ではと思っていたので、結果はともかくミドルシュートは今後の試合でもほしい。橋本選手もいいシュートが撃てるので、もっとミドルを撃つシーンを見たい。
3点目は橋本選手がディエゴオリベイラ選手に出したパスをうまくターンでいなして、運んだところを後ろから追い越した橋本選手に再度パスを出してゴール。オリベイラ選手の左前には高萩選手もいたし、自分の持っていくこともできたので、複数の選択肢はできたことはいいことだと思います。
前半は得点につながらなかったものの三田選手の左からの突破のシュートもあったので、選手の配置を変えて、選手間の距離を保った効果があったのでは。
後半は点差もあったせいか、神戸に押されていましたが、いつものような高萩選手の後方からのパスでオリベイラ選手が抜け出す場面もありました。
夏場に選手の疲労が蓄積したときや相手に引かれて場合に勝ち点を拾えなくなってくるのではとシーズン開始から思っていましたが、夏場はうまく乗り切ったものの、シーズン終盤にきて、優勝争いのプレッシャーもあって、勝ち点を拾えなくなってきていましたが、ここで神戸に勝ったことは大きいと思います。
観戦記をうまくまとめて書こうと思っているのですが、得点シーン以外でも書きたいことが多い上、自分の頭の中で整理しきてれていないので難しいですね。時間が経って見返したときに恥ずかしいなと思うんだろうな、きっと。