2020シーズンJリーグ開幕
いよいよ週末にJリーグが開幕します。
J1で応援しているFC東京は2度目のACLは2試合戦って1勝1分とまずまずの成績。
が新システムの4-3-3は今のところ機能しているとはお世辞にも言えない状態です。4-3-3と聞いて、ポゼッションサッカーに移行するのかと思っていましたが、マンチェスターC型というよりはリバプール型かと。昨年同様高い位置でボールを奪って、組織的に崩すよりも3トップの個人能力に頼った攻撃になりそうです。パース戦は右にDオリベイラ選手を配置していました。おそらくオリベイラ選手が競り勝てることを狙ってサイドにロングボールを蹴る戦術だったのかと。パースは5バックで体の大きいオーストラリアの選手なんでうまくはいかなかったのですが。
守備は相変わらず堅いのですが、3トップをある程度負荷をかけないようにしているためプレスも緩いので、IHである安部選手や高萩選手は相手のボランチとサイドバック両方見る必要があるので負担が大きい。フォローするサイドバックも負担が大きくなってきそうです。
この日は原選手も出場できなかったし、永井選手が戻ってくれば、ある程度前線からのプレスも強化されると予想しています。
開幕の清水はもちろん、2戦目横浜マリノス、3戦目浦和と厳しい相手が続きます。
マリノスはスーパーカップの前半はなにが狙いかよくわかりませんでしたが、後半昨年に近い形に戻したときの攻撃は迫力がありました。シドニーとの試合の結果を見ても、まだまだ成熟していないFC東京に昨年から変わらない、いやオナイウ選手も得点をとり、調子に乗ってきているので、上澄みのある横浜とこの時期に当たるのは正直いやだなぁ。
マリノスは外国人枠もJリーグとACLでレギュレーションが違うのを見越して、違う陣容が引ける補強をしているのもさすがです。
浦和はルヴァンカップの初戦で大勝しています。結果だけでなく、特に仙台の2トップのプレスの仕方も開いたCBにそれぞれ行ってしまい、真ん中の道を開けるという大きな問題がありましたが、GKからのビルドアップが整理されている印象を受けました。1点目の関根選手が抜け出したのは仙台のマークがパスをするたびにずれて行ったので、狙い通りの得点だったと考えています。
浦和はこの試合では4バックをとっているにもかかわらず、サイドバックが絞って真ん中を強化している見えました。特に左サイドは汰木選手がある程度カバーしないといけないのですが、カバーが遅く、そこに穴があるように見えました。山中選手を釘付けするためにもパース戦と同じようにDオリベイラ選手を右に置いてロングボールで狙ってみるのも面白いかも。いづれにしても両サイドはスペースがあるので、そこでボールを持った後にどう攻めるかは一つの鍵かと思っています。単純にクロスを入れても鈴木選手、槙野選手は強いので、工夫が必要でしょう。
あとは4-4-2をとったとき、昨年のFC東京もそうでしたが、FWとMFあるいはMFとCBの距離がスペースがある場合が特に後半多いので、そこをついてもいいかも。
途中オリンピックもありますが、いよいよJリーグが始まります。週末はCLの試合も何試合か観たいし、東京の試合、徳島の試合、海外リーグもあるので、うまく時間のやりくりをしないと。