【蹴球観戦放浪記】20200718短評:FC東京vs浦和レッズ
橋本拳人選手がロシア1部リーグに移籍する最後の出場日。勝利をして送り出したいというのはサポートの気持ちだろう。
この移籍に関しては、ファンの中でもいろいろあったが、サッカーの中心がヨーロッパにある以上国内で強いチームを作るには送り出せる環境があることはいい選手が集まる一つの条件だと自分は思っている。
試合開始前は東京の右サイドの東選手、室屋選手と浦和の左サイドの汰木選手、山中選手の攻防が大きな鍵になると思っていた。
東京は永井選手が入るとスイッチが入るのか、前線からプレスと言う意味は問題はあるものの、オリベイラ選手、レアンドロ選手もきちっと戻って守備をする。開幕はゆる〜い守備で前線は軽く突破されて、2列目以降が多くのスペースを守る必要があるので問題があった。
この試合ではオリペイラ選手は後半に入っても最後尾まで戻る守備をみせ、長谷川監督の東京らしい戦い方だった。
1点目はラッキーな面はあったが、森重選手から斜めに入ったボールを室屋選手が受け、クロスをあげたボールを浦和GK西川選手が飛び出すものの触れられず、オリベイラ選手にあたりゴール。
膠着した試合だったので、このように斜めに正確なボール蹴られるCB森重選手の存在は大きい。
2点目は浦和は油断したのか後方からの繋ぎのところをアダウイントン選手がプレッシャーをかけたところボールを奪って、推進力のあるドリブルで抜け出してゴール。
終盤を浦和は押し込んだと言われるかもしれないが、点差もあったので、東京は無理をして前から奪いにいかないで試合終了。
東京の攻撃は個人に依存していて再現性はないものの、スピードは相手にとっては驚異だろう。
浦和は左サイドの攻撃は危険なので中でいかに変化をつけるかが課題だと思う。
永井選手が戻ってきて、ブラジルFWにも危機感が出てきたのか・・・。