【蹴球観戦放浪記】短評:2020年9月5日徳島vs群馬
前節水戸に痛い敗戦をしてしまった徳島。
岩尾選手、渡井選手、杉森選手を外し、河田選手と垣田選手の2トップという布陣でホームに群馬を迎え、連敗は避けたい一戦。
岩尾選手が出ていないせいか、ライン間の距離感が悪く、水戸と同じくかなり高い位置からプレスをかけてくる群馬をうまく剥がすことができませんでした。ハイライトでも出ているように16分のシーンは上福元選手からのいつもの繋ぎだったが、小西選手につけたボールを奪われていてシュートまで持ち込まれたときとシーンが繰り返しあった。
鈴木選手も動いて相手から離れた位置でボールを受けようとしているのだが、岩尾選手との違いはなんなんだろうか。
リズムがうまく作れていないのにもかかわらず、32分に鈴木選手(おそらく)から逆サイドの西谷選手へのロングパス。うまくトラップして、縦に持ち込み、低めのクロスをあげたところ、マイナス方向だったが河田選手がうまく左足で叩きつけて先制点をあげる。
先制点をあげたもののボール保持率も高くなく、徳島のリズムではなかった。
後半開始早々に小西選手に変えて岩尾選手、垣田選手に変えて佐藤選手をいれる。
岩尾選手は派手なプレーは多くないが、ボール回しに入ると自然とチーム全体が落ち着いてリズムが作れる不思議な選手。
徐々にリズムは作れてきているものの得点チャンスは作れていない徳島。個人技で相手を剥がすことができる渡井選手、岸本選手を入れて得点を狙っていく。
前節はカットインがワンパターンになって読まれてきていると言ってしまった西谷選手だが、長いパスを走りながら見事なトラップで納めてくれるし、後半に入っても自陣まで戻って守備をしてくれる。小柄なテクニシャンタイプにもかかわらず、チームへの貢献が非常に高い。後半も同じようにドリブルで突っ掛けられると相手は嫌だろう。
【蹴球観戦放浪記】短評:2020年9月2日徳島vs水戸
87分渡井選手の守備からこぼれたボールを岩尾選手がダイレクトで佐藤選手へ渡す。佐藤選手は落ち着いて左足で流し込んで、待望の追加点。佐藤選手自身も3年ぶりのゴール。
長崎が引き分け、北九州が負けた中で勝ち点差を縮める貴重な勝利。前節勝ち点を離されたものの両チームが引き分けていたので、本当に貴重な勝利。
岩尾選手は休ませてあげたかったなぁ。