【蹴球観戦放浪記】短評:2021年2月27日J1大分vs徳島
7年ぶりのJ1舞台にたった徳島。ポヤトス新監督がいない中ですが、メンバーが大きく変わった大分との対戦。
メンバー表を見て驚いたのは、左サイドの布陣。現時点でのユースの最高傑作である藤原選手と吹ヶ選手が入っていたこと。渡井選手がスタメンに入っていなかったことにも驚いたが、ベンチには西谷選手、田向選手、内田選手という昇格の中心メンバーがいなかったこと。普段のニュースを追っている訳ではないので、怪我とかでなければいいのだが。
前半はかなりやれたのではないかと思う。大分の両サイドへのマークが曖昧だったこともあり、かなりボールを持つことができた。
ビルドアップに気になったことは、昨年は両CBが左右に大きく開き、岩尾選手が間に降りて、2ボランチがタテ関係になることが多かった。しかし、この日は岩尾選手は降りるシーンは少なく、コンビを組む藤田選手との距離感も近いように感じた。昨年より少し高い位置をとることで多くは右サイドへミドルレンジのパスが多かったことと、得点シーンでもあったが、タテへのパスも多いという印象を受けた。
後半はもう一度試合を見直したいが、大分もやり方を変えたのか、徳島の運動量の減った特に左サイドの影響でうまくボールをつなげるシーンが少なくなった。
ボールの支配率は高かったが、ゴール前での決定的なシーンはもう少し作らないと。
決定率という言葉はよく出るが、突出したタレントがいるチームではないので、決定的なシーンを数多く、しかもシュートの選択肢が複数できるようなシーンを多く作る必要があると思う。
けどまずアウエーで勝ち点が取れたことはよかった。
早く監督と新戦力の合流はしてほしいな・・。