【蹴球観戦放浪記】短評:2021年3月21日徳島vs横浜FC
結論から言う。J1に上がってからホーム初勝利、チーム関係者やサポーターのみなさん、おめでとうございます。
試合序盤から徳島はいい攻めを見せていた。
前半6分の宮代選手からハーフスペースに走り込ませた岸本選手へのパス、9分の小西選手の縦パスから渡井選手など前節横浜FM戦からゴールを狙う縦への意識が出てきたように思う。
また前半26分の渡井選手のキープから宮代選手へのパス。渡井選手はJ1のプレッシャーにも大分慣れてきたように見える。前節出られなかったのが残念。
先制点となった岸本選手のクロスに対してニアサイドに垣田選手には合わなかったが、ファーに走り込んだ藤原選手を防ごうとして横浜FCの選手に当たってのゴール。当たったのが、2年前まで徳島に在籍していた杉本選手だったのは皮肉なものだが、クロスに対して複数選手が飛び込むような動きも開幕当初にはみられなかった動き。
この試合気になったのが、自陣からのビルドアップ。今まではボランチは降りずにCBが持ち上がるシーンもあったが、この試合では昨シーズン同様に岩尾選手がCBの間に落ちて小西選手との縦関係になっていた。前節のミスが関係しているかどうかは不明。
昨シーズンは福岡選手はCBでも左サイドに入ることが多かったが、石井選手が戻ったこの試合でも右をつとめていた。CBの軸は福岡選手で回していくのか、まだ来日していないカカ選手を考慮してのことかも今のところわからない。
後半は横浜FCも圧力をかけてきて、52分には石井選手の縦パスをカットされ、ピンチ。
54分には徳島は宮代選手がボールを奪ったところで岸本選手、渡井選手からクロスでファーサイドに垣田選手が飛び込んだが合わず。
もう1点早くとらないといけないと思ったところ、57分にCKからヘディングで合わせられて失点。岩尾選手がマークについたが、相手の方が頭一つ抜き出ていた。
58分には、岩尾選手から渡井選手、ハーフレーンにパスを出したところに吹ケ選手が折り返したところ藤原選手がシュートしたが相手に当たってしまう。「なんでこっちじゃないの」って叫び声が聞こえたが、誰の声なんだろう。垣田選手じゃないかと思っているが。
そして72分には待望の勝ち越し点。ボールを奪ったところ、渡井選手がドリブルで運んで宮代選手へ。ファーストタッチが外に流れたが、相手GKが出てきたところ、うまいチップキックでゴール。
横浜FCの猛攻を防いでなんとか今シーズン初勝利。
今までも内容の悪い試合はしていないので、これがいい薬になって、しばらく間があくので、反省点を整理できれば。
この段階にもポヤトス監督や新外国人はきても、合流できないんだろうなぁ。
いづれにしても初勝利、ゆっくり噛みしめたい。