【蹴球観戦放浪記】短評:2020年4月17日徳島vs鹿島

コロナ禍で直接指揮をとることができなかったダニエル・ポヤトス監督、この日が初陣である。

一方鹿島もザーゴ監督解任後、相馬監督も初陣。

中二日の徳島に対して、コンディションのいい鹿島とは。調子が悪いとは言え、伝統のある鹿島から勝利をすることは徳島には自信がつくと思ったし、勝てると思ったのは甘かった。

試合序盤の序盤は徳島のリズムで入れたが、ボールを持っているものの渡井選手がいつものようにいいところで受けられず、ゴール前ではいい場面が作れない。

岩尾選手やCB陣がたびたび左サイドに対して、もっと上がれという仕草を見せていたが、ポヤトス監督の指示によるものかジエゴ選手や藤原選手の疲れがあったかは不明。

この試合以外でも流れから得点されたシーンはセットプレーにからだが、これだけはっきり弱点がわかると相手はゴール前でのセットプレーは狙ってくるだろう。徳島としても対策をとっていく必要はあるだろう。

リカルド・ロドリゲス監督の時代のCBの間に岩尾選手が落ちるビルドアップとは違い、CBが持ち上がったり、ボランチが落ちても真ん中ではなく左側という形はポヤトス監督のやり方がどうかは不明だが、この試合ではまだこれと言った特徴はみられなかった。

画面を見ると大きな白いユニフォームの鹿島選手で埋められており、これは中を通すのは苦労すると思った。鹿島は組織的な守備というより、個人個人の判断でやっていると思う。相馬監督と言えば、片方のサイドに選手を集めて、圧縮するようなサッカーをしていたが、それが鹿島でもみられるのだろうか。

鹿島から勝ち点をとって欲しいと思ったが、守備やゴール前でのチャンスの作り方もまだまだ改善する余地がある。ポヤトス監督の手腕に期待したいが、試合間隔が詰まっているのでどこまで落とし込めるか。開催されるかどうかわからないが、オリンピック期間が本格的に戦術の落とし込みをする期間となるでしょう。

森保監督が徳島に視察にきていたが、代表監督が視察にわざわざ関東近郊でもない四国にくること自体が歴史的なことだし、観たい選手がいたということだと思うが、選ばれることはないんだろうな。宮代選手や渡井選手などいい選手はいるのだが。

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