ZISO 2021年6月7日 岩尾選手&山崎選手
今回の対談も面白かった。岩尾選手は言語化力がある。A代表と五輪代表の試合についても触れていたが、私も同じ意見でA代表はチームとしての規律は感じられなかったが、選手個々の戦術眼があり、局面局面で五輪代表を圧倒していた。チームとしての規律があるように感じられたのは五輪代表の方。ただ、規律に縛られていて個々のいいところが出し切れていないような、探り探りのような感じがした。
リカルドファミリアという表現は面白かった。相手もいるし、エラーも起きるのでサッカーに完成形なんかないと思う。リカルド監督が続けていれば、さらに変化はあったのだろう。今の中断期間にポヤトスファミリアの土台は完成してほしい。
リカルド監督のときは岩尾選手は最終ラインまで下がって、ビルドアップすることを求められていた。今の体制では、より高い位置で攻撃まで直接的につなげるリンクマン的な役割。高い中央でボールを捌く分、パスが通らないところも多い。まだまだ改善が必要。
渡井選手もポジションこそ同じだけど、昨年まではサイド攻撃が多く、相手を横に広げた後に中央にボールがくることが多かったので、比較的プレッシャーを受けることが少なかった。今年の場合はこぼれ球を拾ったり、より早いタイミングで中央で受けることが多く、かつJ2と違うJ1でのプレッシャー。ボールロストをするケースが多い。才能がある選手なんで、早く慣れて活躍する姿を見たい。
岩尾選手といい、渡井選手といい、いろいろ自分の考えていることを表現してくれているので、面白い。