【蹴球観戦放浪記】短評:2021年8月21日徳島vs浦和
徳島をJ1に導いたリカルド・ロドリゲス前監督が率いる浦和との戦い。徳島は週中も天候が悪く、この日も雨が止んだ時間はあるもののかなり悪いピッチ。転倒する選手も多くいた。良いコンディションでやらせたあげたかった。
浦和は前からプレスをかけてくるわけでもなく、ミドルゾーンからのプレッシャーであったが、前後の距離感はある程度あったので、鹿島戦よりは徳島は自分たちのやりたいようにボールを繋ぐことができた。しかし、ピッチの影響もあるのかちょっとしたパスのずれがあった。それがなければもう少しいい形で攻撃が作れたように思う。
久々に福岡選手が先発したが、福岡選手から高い位置をとった両サイドバックに長いパスを通すことができた。鈴木徳真選手がオリンピックでのU-24スペイン代表の戦いが参考になったと話していたが、この日の福岡選手のビルドアップはパウトーレス選手やエリックガルシア選手のような感じ。
徳島は前半に惜しいチャンスはあったが、浦和GK西川選手のファインセーブもあり得点を奪うことができなかった。西川選手もさすがだったが、チャンスを作ったが距離はある程度あったし、浦和のDFも寄せてコースを限定したりいい体勢で打たせてもらっていない。よりゴールに近いところでチャンスを作らせてもらえなかったので浦和の選手はさすがである。
浦和にはチャンスらしいチャンスは作らせていなかったが、徳島の隙をつき、ゴールを奪われてしまった。
こういった試合も少なくとも勝ち点1を取りきれないところは徳島のチームとしての若さであり、経験の少ないところであるが、いいサッカーをしているので、諦めず残留を目指してほしい。
次は前回はいいようにやられた柏、徳島の成長が問われる試合になるだろう。
徳島の試合を分析しているブログがあって、勉強をさせてもらっている。自分の知識が足りない、表現力が足りなくて、言葉にできないところが的確に表現され、かつ気づいていないシーンも動画を使って解説をしてくれているので非常に参考になる。norainu.comさんのNote。いつも楽しみに待っているが、自分もこの半分くらいは言葉で説明できるようになればなぁ。
「完敗。」で終わってはいけない!!徳島ヴォルティスは何をしようとしていたのか?何をすべきだったのか?指導者として感じたジレンマ。第24節 鹿島3‐0徳島