「良い」チームより「強く」「嫌な」チームへ

神戸戦で武藤選手がTwitterでのつぶやきが一部で話題になった。

ボール保持率だけでスタイルや良い試合をしているかというと自分も疑問は思うが、J1経験が少ない選手で久々の挑戦の中、前回は守備一辺倒だったが、一定の成果は見せたと思う(ボール保持率はどのエリアでという視点も必要だと思うが)。

この表でわかる通り、保持率はリーグでも高いものを見せたが、クロスやペナルティエリア侵入率が低い通り、終盤を迎えるまでは保持率を相手へ脅威を与えたかというと疑問は残る。また、タックルやインターセプトの低さも目立つ。

リカルド監督時代は最初から確保したい位置に選手がいてパスを繋いでいたが、ポヤトス監督になってからは確保したい位置はまず空けて置いてパスが出るタイミングで入っていくというスタイルに変わっていた印象。そもそもプレッシャーのある中ボールを確保することも難しいし、ミスした場合にすぐに守備に入れなかったという印象もある。

Numberにも取り上げられているが、監督は続投されるという報道もある。選手の入れ替わりはあるだろうが、J1の舞台を経験ができ、ある程度の手応えを持った選手もいると思う。J2の舞台は予想以上(移動距離も負担)に厳しいが、今のサッカーを成熟させて、良いチームよりもある程度ダーティなところを持った強いチームになって、再びJ1の舞台に戻ってほしい。

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