浦和レッズ岩尾憲選手インタビュー

プライベートや仕事では一度反省をするとあんまり過去にこだわることはないのだが、ロドリゲス監督や岩尾選手の記事は読んでしまう。

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おっしゃる通りですね。徳島はJ2に落ちてしまいましたが、今年もプレーするという選択肢はありました。自分にとって何がいいのかはもちろん、クラブにとって何がいいのだろうかと考えました。おそらく徳島に残れば、キャプテンか、それに近い立場を務めることになったと思うんですけど、それがチームにとってどうなのか。自分にとっても、キャプテンをやり続けることが果たしていいのか。潮時なんじゃないかというのも正直感じました。自分の理想を追い求めることが浦和でできないわけじゃないですし、徳島にもまだまだ進んでいってほしいと心の底から思っているので。そこで移籍を決めました

いつか岩尾選手がいなくなることがわかっており、少なくともずっと選手という立場で岩尾選手に頼ることはできない。J2に落ちてしまった今シーズンは次の土台を作る上で必要な時間だと思っている。

岩尾選手には成功してほしい。プレシーズンではあるが、Super Cupでのプレーを見て、昨シーズンまででわかっていたことだけど大丈夫だと確信した。
【蹴球観戦放浪記】FUJI FILM SUPER CUP: 川崎フロンターレvs浦和レッズ

ポジショナルプレーをする上で肝となるのが、臍となるアンカーになる選手。昨シーズンはまだまだロドリゲス監督のやりたいことはできていないけど、今シーズンは出来そうだなと感じたのは一人の選手だけではないけど、岩尾選手が時間もコントロールしようとしていたこと。

これを考えると部分部分しか見ていないけど、徳島でアンカーとなる選手は誰なのかというのが非常に気になってくる。

――昨年、ダニエル・ポヤトス監督のサッカーを経験し、今年は再びリカルド監督の指導を受けています。ご自身のサッカー観に広がりを感じたり、変化を感じますか?

 「いや、ふたりのサッカーは、似て非なるものだな、というのが率直な感想ですね。ダニエル監督から教えていただいた個人戦術がリカルド監督のサッカーでも生かせる瞬間があるので、そこは個人の成長として感じていますが、戦術という意味ではまったく別のもの。だから、ダニエル監督からインスパイアされて、それが生かせるという感覚はないですね」

――個人戦術で生かせる部分というのは?

 「ポジショニングやボールを受けに行くタイミング、体の向き。あとは味方のポジショニングに関しても、リカルド監督がOKとしているところと、ダニエル監督がOKとしていないところがあるので、うまく還元できたら。特にアタッキングサードでの崩しは改善の余地があると思っていて、そこに関してはダニエル監督のエッセンスが生きるかもしれないなと。ただ、これは僕の感覚でしかわからない。他のアイディアがあるのであれば、そっちでもいいと思います。要は、ゴールが入ればいいので。そこは話し合いながら、いろいろな形を作っていきたいですね」

当たり前のことだけど、同じことを志向してもやり方は違う。何度か観戦記で触れたが、スペースの使い方・受けにいくタイミングがロドリゲス監督のやり方とは違う。シーズン中ポヤトス監督と岩尾選手の確執がみたいな話がネットにあったが、管理人は信じておらず、そのときのチーム状況・順位などを考慮したすり合わせをしていたのだろうし、なんでもそうだが、上(この場合は監督)が提示するものを無批判に受け入れるだけでは本当に自分たちのものにならないだろう。

今までJ2を歩いてきたが実力のある選手。ビッククラブに行って、どんどん世間に知られてほしい。

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