【蹴球観戦放浪記】2022年2月18日川崎vs FC東京

FC東京高卒ルーキー松木選手先発。フィジカルも対応していて、守備だけでなくミドルシュートも放つなど攻撃でも期待できるプレーがあった。今後も期待。

前半20分までは川崎のプレスがうまくはまっていた。サイドバックに対しては、川崎の家長選手・マルシーニョ選手がプレスをかけて、ダミアン選手はアンカーへのコースを消していた。FC東京安倍選手・松木選手に対してもチャナティップ選手、脇坂選手がコースを消していて、ビルドアップがうまく出来ていなかった。ここで点を決めて入れば、最近の多摩川クラシコと同じ流れになっていたかもしれないが、FC東京はなんとか乗り切る。

FC東京のFW陣は昨シーズンは守備は免除されていたメンバーもいたが、今シーズンは積極的にプレスに参加。東京のプレスは同じフォーメーションをとっていた川崎と同じようにWGが両サイドバックに行くのかと思っていたが、レアンドロ選手はCBへのプレス、登里選手に出たときは松木選手がプレスに行っていた。松木選手のカバー範囲は広いが、信頼されているのだろうし、レアンドロ選手を中央に残しておくことによって、奪ってからのゴールの可能性を高めているのだろう。

前半をFC東京が乗り切った後は、川崎Fは自由にボールを繋げなかった。序盤のチャンスを決めきれなかったのが痛い。FC東京は攻めの形もまだまだ改善はあるが、プレスの掛け方は改善されており、川崎を圧倒。内容的に勝ってもおかしくない試合だった。チョソンヨン選手のビックセーブがなかったらFC東京の勝利だった。

冒頭にも述べたが、松木選手はいきなり存在感を示した。彼と全国大会を経験した先輩たちは某チームに行ったが、チーム事情もあるのだろうが、うまく育てられていないなぁ。

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