【蹴球観戦放浪記】短評:2022年4月20日徳島vs岩手
藤尾選手のハットトリックとストライカーと覚醒した。
しかし、それよりも渡井選手。徳島の王子から王様になった予感。前節までよりも高い位置位置そして真ん中よりの位置で受けて、相手にとって危ないシーンを多く作った。中でも得点こそなかったが、ハーフスペースへの杉森選手を走らせるパスを繰り返し作っていた。
なにより守備意識も高まっている。昨年J1でフィジカルの弱さもあったが、本人も相当悔しい思いがあったと思う。
1点目のシーンだが、安部選手のクロスに対してニア、真ん中、ファーと3人、あと逆サイドからも新井選手とゴール前に計4人が入っていたのがいい。クロスを上げる側からするとターゲットが複数いる。守備側からしても分散する。藤尾選手がうまい合わせ方をしていい得点だった。
GKホセ選手のフィードも素晴らしい。3得点目、4得点目につながるフィードは岩手の守備もあれだったが、攻撃パターンの一つとして考えられる。
左サイドは杉森選手、西谷選手と選択肢は増えているが、逆足となるので走力の課題はあるが安部選手を左サイドバックにおいた方がいいのでは。両足を自由に蹴られる選手であればいいが、WGがカットインが多くなるのに対して、サイドバックは縦に入ってクロスを上げるにはやはり左足が利き足の選手の方がいいと思う。
渡井選手、西谷選手にも得点できたことが大きい。
課題がなかったわけではない。CK、FKが攻撃では得点を感じられない、守備でもヘディングを打たせるシーンが多かった。
しかし、リーグ戦ホーム初勝利で多くの選手も交代させることができたのでよしとするか。
※公式にダイジェストでてたので入れておく。ダイジェストなのに7分。