【蹴球観戦放浪記】短評:2022年5月4日徳島vs千葉

前節とメンバーを変更して、左サイドに西谷選手、トップに藤尾選手を入れてきた。右サイドは坪井選手ということはトップと右サイドを中に絞らせた形ではなく、サイドに幅を取らせることを予想。

前半は千葉のプレスは中盤、自陣では激しいが、最終ラインでのビルドアップにはプレスをかけず、しかもアンカーの櫻井選手へのプレッシャーもゆるかった。ボールは握れているものの、5バックで守れらており、崩しきれない。西谷選手はいつものカットインだけでなく、縦に仕掛け左足でのクロスを試みるなど変化を見せていたが。

後半に入って、53分に新井選手からポケットに走り込んだ白井選手にパスを送り、マイナスふわりとしたクロスをあげ、西谷選手がボレーを試みるが、相手にクリアをされる。しかし、相手DFラインの前からクロスをあげていた前半とは異なり、ポケットを狙う動きが出てくる。

60分には左サイドから安部選手からのクロス、藤尾選手が相手の前に出てヘディングを試みるが、枠を捉えきれない。ゴールから少し距離はあったが、うまく相手の前に出ることができたので枠は捉えて欲しかった。 直後に坪井選手から杉森選手へ交代。

66分に安部選手から縦パスが西谷選手に入る。西谷選手はドリブルで仕掛け、相手Dラインを押し下げて、ペナルティエリアに侵入。前半見せていた縦への意識が効いたのか、カットイン気味に中に向き、児玉選手へのパス。児玉選手は相手ともつれながら左足でパス、白井選手が右足で合わせたシュート。千葉の鈴木選手の股を抜け待望の先制点をゲット。

藤尾選手からバケンガ選手に交代。後半途中でも腰を痛めていた児玉選手に代わり石尾選手、櫻井選手を長谷川選手に交代。石尾選手を含めて5バック、その前を白井選手、長谷川選手の2CHでかためて逃げ切りをはかる。 中盤でボールをキープでき時間が作れる児玉選手が抜けて苦しかった。ポヤトス監督もスタンドをあおり、なんとか1点を守り切った。

苦しい連戦も日曜で終了する。町田戦同様内容は決してよくはなかったが、勝ちきれたのが大きい。 ハーフタイムで監督が修正したと思うが、もう一段上に行くには前半選手同士で確認してクロスの入れ方を工夫してほしい。しかし、横浜、仙台も足踏みをしているのでここで勝てたのは大きい。

※2022年5月5日:試合ハイライト追加。映像はDAZNさんのものですが、昨年と比較すると徳島の広報スタッフがSNSへの拡散が早い。

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