【蹴球観戦放浪記】短評:2022年5月8日群馬vs徳島

いよいよ9連戦の最終。

キーとなるポジションの選手を入れ替えてきており、右サイドバックに藤田選手、CBに前節も終盤ででた石尾選手、アンカーには長谷川選手、右WGには杉森選手を入れてきた。前節で怪我を心配していた児玉選手がスタメンで一安心。

徳島のホームスタジアムも風が強いが、この日の群馬も風が強い。ロングキックが前半はかなり押し戻されていた。 徳島は15分まではいつものように最終ラインからビルドアップを試みたが、開始早々にはGKスアレス選手のミス,12分にはカカ選手がミスをしてしまい、危ないシーンがあった。

前半はかなり我慢を強いられる展開となり、徳島は思うようにボールが繋げない。風だけが原因ではなく、いつもと違う選手、監督がさかんに「ハセ、ハセ」と叫んでいたし、SNSでもサポーターから長谷川選手の位置取りに指摘があった。いつもと違うDFラインと風の影響もあったとは思うが、長谷川選手が後ろすぎて、前の5人と後ろの5人が分断されてしまった。ポヤトス監督も櫻井選手にアップを命じるなどプレッシャーをかけている。

危ないシーンもいくつかあったが、スアレス選手のファインセーブやポストに救われて前半が終了。

後半に入ってもメンバーチェンジはなし。長谷川選手は試されているのか。 後半に入ると徳島が悩まされた風も少しおさまったようだ。50分にも危ないシーンをスアレス選手に救われる。 痺れを切らしたのか、57分には石尾選手→内田選手、藤田選手→安部選手(安部選手は左で左の新井選手を右に回す)、長谷川選手→櫻井選手に変更。 ここから徳島はいつものボール回しを始める。しかし、縦への効果的なパスは少なく、横に回すパスが多い。

前半から献身的なプレスをかけて走り回っていた藤尾選手からバケンガ選手にスイッチ。藤田選手から新井選手に右サイドバックが代わることによってポケットを狙う動きも何度かみられたが、クロスがうまく合わなかった。 最後に杉森選手から坪井選手に変更して、CKもとったが、安部選手のヘディングは枠を捉えることができなかった。

後半はかなり押しており、前半50%を下回ったボール保持率も最終的には53%まで回復した。 ボールを持っていたものの、縦へのパスやシュートは少ないので相手ゴールを脅かしていたとは言えない。

9連戦の最後も選手も疲労はあったと思うし、今日は風という環境の難しさや審判の笛の多さでリズムが作れなかった中、勝ち点を落とさなかったのはよかったと思うが、今回でた選手が監督の求めるプレーができていないことは気になった。

※2022年5月9日ダイジェスト動画追加

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