【蹴球観戦放浪記】短評:2022年5月29日琉球vs徳島

勝ち星から遠ざかったいるサポーターでなければ、興奮するいい試合なんだけど。

前半から琉球は出足が早く、徳島はいつものボール回しができず、リズムが作れなかった。長谷川選手は前の試合ではよいプレーはみられたが、この日はボールに寄ってしまう悪癖がでてしまった。正確性が売りのキックもいくつかのパスミス、味方のパスへの反応が遅れるなど集中力が切れているようなプレーがみられた。
そんな中でも相手に泥臭くプレスにいった児玉選手がうまくPKを獲得。一美選手が決めた。

得点後、相手を押し込めないのが徳島の悪いところであり、この日は先制をしたとはいえ、徳島のペースではなかったので、このままなんとか乗り切ってほしかったが、前半終了間際にキックフェイントで交わされたところで西谷選手が相手を引っ掛けてしまい、PKを与えて、同点に追いつかれてしまう。
選手交代のないまま後半に入り、流れは変わらない。51分に相手のミドルを決められてしまう。直接守備に行くべきは長谷川選手だと思うが、一旦相手との距離感をあけてしまったのが守備としてはどうなんだろう？

早い交代で、児玉選手から渡井選手、西谷選手から杉森選手に交代。ここで、次第に徳島は自分たちの流れに。渡井選手が戻ってきたのは大きい。相手を剥がせるので、周りの選手に余裕ができる。

65分にはエウシーニョ選手から新井選手、一美選手から藤尾選手に交代。2人とも怪我明けなので今後のスケジュールを考えるとここまでだろう。
78分には安部選手から櫻井選手に変更。右サイドにいた新井選手を左に回したが、どういったフォーメーションに代ったか読み取ることはできなかった。おそらく長谷川選手、櫻井選手のダブルボランチの形にして、3バックだと思っているが。

84分にロングボールを杉森選手がうまいトラップ。いったん奪われたが、すぐに奪い返して、藤尾選手、渡井選手が藤尾選手に返して、相手ゴール前でごちゃごちゃしたところで白井選手のシュートで同点。

しかし、直後に相手のスーパーミドルで再度リードされる。

これで負けたかと思ったが、徳島は何度かシュートは放ち、最後にCKから新井選手のヘディングで追いついた。

サポーターとしては心臓に悪い試合。シーズン序盤は内容がよくても引き分けが多かったが、ここにきて試合内容も悪くなってきている。

しかし、2年前の3点差から逆転された試合などこういった試合は選手の気持ちを変えてくれる。ルヴァンへの参加もあったせいで、戦術修正などままならないだろうが、なんとか乗り切ってほしい。

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