【蹴球観戦放浪記】短評:2022年6月4日徳島vs新潟
ボール保持率が39%。
数字面からすると徳島のサッカーはできていない印象を与えてしまう。もちろん、同じようなスタイルで好調な新潟が相手だということもある。
しかし、琉球戦や甲府戦で感じたようなフラストレーションはたまらなかった。試合後の選手のコメントから見ると、ある程度戦術的な意図をもったいたとも判断できる。
渡井選手の復帰が大きい。ボールを運べるところもそうだが、守備でも貢献も大きいと考えている。どうしても選手個々の質が圧倒的なのでポジショナルプレーを導入しているというところもあるが、一人二人は剥がせる選手がいることによって、より効果が出てくる。
もちろん、まったく不満がなかったわけではない。失点になったスライドが遅い点や主に相手ゴール前でのちょっとしたパスのずれやトラップのミスなど細かい点を挙げればキリがない。
しかし、前に進んでいるように思う。優勝や自動昇格ということを考えると正直難しいかもしれない。しかし、上位がこのままの調子が維持できるとも限らないし、プレーオフ圏内はまだまだ到達できる。
次もポイントとなる仙台戦。