【蹴球観戦放浪記】短評:2022年6月11日徳島vs仙台

早くもシーズン折り返しとなる2位仙台を迎えたホーム戦。

前節新潟戦では守備のやり方を変えてきた。いいところを継続できないのが、今年の徳島なんだが、ルヴァンも終わり、週半ばの天皇杯もなく、1週間戦術の再確認もできたと思う。 玄選手のスタメンには驚いた。前回も守備でいいところを見せていた。正直、体の線も細いし、テクニシャンタイプでもあるので時間がかかるかと思ったけど、守備も積極的に見せていたので高卒ルーキーがスタメンをとったのは嬉しい。

開始早々2分にチャンス。エウシーニョ選手が中に切れ込んで、杉森選手にパス。落としたところを一美選手がシュート。

渡井選手はこの試合はボールをもつシーンは少なかったが、うまい。13分の相手を引きつけてのターンなど、もちろんボールに絡んだ方が相手に脅威を与えるが、守備面でもボールを持ってなくても相手をひきつけるところで脅威になる。

前半いつものようにちょっとしたところでパスがずれたり、トラップでミスが出てしまう。

後半に入ってもボールを握る。渡井選手、杉森選手、新井選手がうまく絡み何度か惜しいシーンも作る。

渡井選手から児玉選手、濱下選手から西谷選手に交代。杉森選手が右に回る。68分にはこぼれ球をうまく拾って、白井選手がダイレクトで杉森選手。エウシーニョ選手も外に回ったことで相手の注意を分散させ、クロスをゴール前に入れたところで一美選手のゴール。

ここまではよかった。 ここで畳み掛けられず、失点をしてしまうのが徳島。過去に所属していた内田選手に手痛い同点弾。

いやな流れになっていたが、セットプレーのこぼれ球を児玉選手が拾ってミドル。カカ選手に当たってゴール。これで嫌な流れが払拭できるかと思ったが、終了間際にPKを与えてしまい、同点に追いつかれてしまった。

不用意なPKが多いのも心理的なところが負に作用していると思うけど、点をとったあとは相手が出てくるのでやりやすいはずなんだけどなぁ。

ただ、閉塞感のあった引き分けから可能性や改善点を感じられた新潟・仙台の上位を迎えた2戦だった。自動昇格圏は難しいと思うが、首位を走っていたのも夏場に落ちてくるのがJ2。諦めずついていきたい。

※2022年6月12日ダイジェスト追加

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