【蹴球観戦放浪記】短評:2022年7月2日金沢vs徳島
連戦をみすえてのことか、絶対的守護神スアレス選手とエウシーニョ選手をベンチからも外し、長谷川選手、田向選手をスタメンに起用。
その田向選手がいきなり結果を出す。前半4分に左サイドを深くまでえぐり、マイナスのグランダーのクロスをニアで杉森選手が合わせて、先制。
前半をいい流れを作る。12分には安部選手からの縦パスを杉森選手が受け。カットインしてシュートするがブロック。24分には渡井選手と杉森選手がワンツーで抜け出すが、クロスが合わない。 攻撃面では渡井選手はいつものドリブルだけでなく、ゴール前に危険なパスを多く入れていた。左サイドから斜めにフワッとしたパスでゴール前に走り込んだ一美選手、37分にも新井選手に合わせたパスなど攻撃を牽引していたし、ファーストディフェンダーとしてチームを助けていた。
後半も開始早々、プレスから相手のパスミスを誘い、濱下選手が奪ったボールを運んでミドルシュートを放つが、相手GKのファインセーブ。 ショートカウンターも効果的に57分には渡井選手から新井選手へのスルー、59分には渡井選手、玄選手、濱下選手と繋ぎ、逆サイドの杉森選手のシュート。 とここまではいい場面を見せていたが、ここから金沢の反撃にあい、60分、68分とポストに救われ、76分にはCKからあわされたボールを長谷川選手がかろうじて防具などして、なんとか逃げ切った。
今まではここで同点に追いつかれたり、余計な反則を与えていたが、この選手たちで勝てたのは、水曜にアウェーの熊本戦を控えた中では大きい。
よかった点
・渡井選手が今までドリブルだけでなく、ゴール前に危ないパスを入れていたこと
・今まではサイドを入れ替えるときに真ん中を経由していたので、どうしても相手のスライドが間に合う場面が多かったが、この日は大きなサイドチェンジを見せていたこと
・中央のブロックが堅かったこと
悪かった点
・一美選手を初めCFが下がりすぎるシーンが多すぎる(肝心なゴール前で絡めていない)
・サイドの守備。後手後手に回って、相手に突破されるシーンが多い