【蹴球観戦放浪記】短評:2022年7月23日徳島vs琉球

前回の対戦は今シーズンの徳島では一番悪い内容だった琉球戦。

管理人は当日は地元でリーグ戦の助っ人で呼ばれたので、リアルタイムでの観戦はできず、翌日も午前には個サルが入っていたため、午後に観戦。

ボール保持率も高く、攻守の切り替えも早く、特に渡井選手の刺激を受けたのか、児玉選手、玄選手のテクニカルな選手が守備も積極的にやっている。
中盤ではブロックの外側を回ることもなく、縦パスも効果的に差し込んでおり、アタッキングサードに入る前のボール運びは効果的にできているように見えた。

しかし、キレイに崩しきることを意識しているのか、相手ゴール前での危険なプレーが少ない。ゲーム終了間際での一美選手のミドルシュートのように多少強引でもシュートを打つ、クロスを入れるシーンを多くしてもいいのではないかと思う。

ちょうど徳島のサッカーを見始めたころはリカルド監督時代の2年目。チームは降格圏付近におり、聞いていたパスをつなぐサッカーではなく、前線の長身で体の強いウタカ選手やバレル選手に放り込む現実的なサッカーをしていた。翌年は本来のやりたいサッカーに戻して、プレーオフ、その翌年はJ2優勝した。

一方、ポヤトス監督は理想のサッカーを追求しているように見える。どっちがいいわけではないが、昇格プレーオフをまだまだ狙える位置にはあるし、来季以降も指導をしてくれることを希望しているので、今のサッカーを続けてほしい。降格しては意味はないし、選手がどれだけ残るかわからないが、徳島がチームとして一皮むけ、監督自身もトップカテゴリーで1年通して経験をすることで一皮むけ、徳島がJ1に定着できるためにも試練のときだと考えている。

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