【蹴球観戦放浪記】短評:2022年8月6日新潟vs徳島
せっかく2点を先制したのに、追いつかれるとは。
この日の徳島は守備で変化をみせてきた。相手がボールを保持したときには左サイドの濱下選手を最終ラインまで下げて、左サイドバックの安部選手を中に入れて、5バックで構えた。トップの一美選手、右サイドの藤尾選手、インテリオールの児玉選手を前からのプレスに活かせた。前半はこのフィルターが効いており、濱下選手を下げた分、中盤のところが白井選手、杉本選手2選手しかカバーしていないが、時折使われるものの相手にボールを持たせてうまくやっていた。
試合全体を通してもボール保持率はかなり低く、中盤のところを使われていたが、最終局面ではやらせていなかった。
攻撃でも攻守の切り替えが早く、ショートカウンターがうまく機能していた。先制点も相手のボールを奪ったところを藤尾選手が前をむいてボールを受けられて、深い位置までボールを運ぶことができた。このところ試合に出ておらず、ゴールも奪えていない藤尾選手で強引に打つ場面も多かったが、冷静にマイナスの白井選手に折り返し、シュート。弾いたところを一美選手がうまく詰めていた。
後半に入ってもボール保持は新潟。前半と比較してもプレッシャーは強かったが、同じくショートカウンターで児玉選手が冷静にハーフスペースに走り込んだ白井選手へパス。クロスを一美選手がヘディングでゴール。
ここまではよかった。
一美選手が交代した後からスタミナの問題もあったのか、前線からのプレスがうまくかからず、ボールを自由に動かされてしまった。 FKからのヘディングで1点を返され(鈴木選手がオフサイドくさいのだが、関与していないと言えば関与していないからオフサイドではないか)、2回目の選手交代のタイミングで相手がうまく斜めに走り込んだところに合わせて同点。
藤尾選手の惜しいシュートが決まっていればというのがあるのだが、試合の終わらせ方にかなりの課題がある。今シーズン同じようなシーンを何度見ただろうか。
けど、当然応援は続けますよ。