【蹴球観戦放浪記】短評:2022年10月1日徳島vs町田
プレーオフに向けて大きな1勝。今シーズン初めての逆転勝利。
前半は徳島が決してうまくいっていないわけではなかったと思うが、町田の出足が早い上で、かつ球際のところで競り勝っていた。1失点目もゴール前でゴジャゴジャしたところで町田の長谷川選手がうまく決めた。
しかし、直後に徳島は右サイドでうまくパスを繋いで、最後は杉森選手がカットインからキックフェイントを入れてうまくゴール。早い時間で追いついて、徳島も勢いが出てくるかと思っていたが、ゴール前の落としに複数選手が絡んで町田が突き放す。
後半から失点シーンに最終的には絡んでしまった田向選手(責任はないと思うが)に変えて、新井選手、杉本選手に変えて長谷川雄志選手。何度か言及しているが長谷川雄志選手はシーズン前には期待が高いが、守備面で軽いプレー、攻撃面でも不用意なロストが多く、期待が高かっただけに評価が厳しくなってくる。
しかし、この日は攻守にいいプレーを見せてくれた。78分にイエローをもらったプレーはスライディングに行くのが早すぎるので少し気をつけてほしいが、チームとしても危ないシーンで体を張って止めてくれた。左右両足で長短のパス、特に長いパスは低弾道の美しいパス。より短い時間で遠い選手に届けられるのでサイドチェンジに有効になってくる。この日は得点に直接絡むということはなかったが、やっといいプレーを見せてくれた。うれしい。
後半早い段階でCKから内田選手の得点と71分に左サイドでうまく作ったあげたクロスをエウシーニョ選手が決めて逆転。
まだまだプレーオフまで負けられない試合が続くが、逆転勝利は大きい。
前半DAZNの不具合で試合がみることができず、広島・浦和の試合を見ていたが、広島は浦和にとって嫌な相手だと思っていたが、想像通りの試合だった。1点目は岩尾選手のミスで批判はされるだろうが、サイドバックの位置も低く、相手からマークを受けられていた上、ボランチにもマークがついており、近いところに出しどころがなかった。ACLでうまくいっているが、相手が食いついてきて剥がしやすいが、Jリーグではリカルド監督の戦術は研究されているので難しいかな。C大阪、広島との試合はある程度想像できた。いいポジションをとっていないんだよな、人で解決してうまくいっているときはいいけど、まだまだ難しいだろうな。