リカルド監督のサッカー
鳥栖戦、札幌戦と試合を見たが、鳥栖戦は鳥栖はパスミスが多かったので自滅、札幌戦は最後まで見なかったけど、DFラインからトップまで縦パスを簡単に入れ、保持率もかなり低く、いいサッカーはできていないように見えた。
特に札幌戦は後ろからのビルドアップを捨てているように見えて、キックはいいとはいえ西川選手のロングキックを多く多用していた。2018年の徳島時代もロングボールを多用していたが、前線にウタカ選手、バラル選手とJ2であれば勝てる可能性の高い選手がいたのである程度デザインしていたように見えたが、札幌のCBも大型というわけではないが、浦和の前線もスピードタイプのユンカー選手と体幹は強そうとはいえ、170cmのリンセン選手なので本当に監督の指示なのか、よく分からなかった。
どんないい監督でも攻撃を完璧にデザインできる監督は少ないが、いろいろ勉強しているとリカルド監督もアタッキングサードのところでは明確に意図したものはなかなか見えてこなかった。そこを補完するのが個人能力のある選手なんだが、活かし方があっていないというか。
戦術にミスがあるとはいえ、個人能力は高い選手が多いので、同点に追いついたのはさすがなんだが。G大阪といい、戦術家の監督は名門クラブで結果を残せていないなぁ。AFCの決勝では監督はどうなっているんだろうか。