【蹴球観戦放浪記】短評:2023年5月13日山口vs徳島
前節はセットプレーからの失点以外はほぼ理想通りの試合をした徳島。監督交代となった山口との前節と引き続き同じ雨での対戦となりました。山口は結果は出てないものの、悪いサッカーをしておらず、今まで同じような状況の中でも監督交代をなかなかしてこなかったのでちょっとした驚きでした。
後に徳島が逃げきれなかった要因の一つになるのですが、前半23分に徳島杉本選手にイエロー。確かにスライディングした後に足が上がったような気はするのですが、雨でピッチで滑ってバランスをとるためなように見えましたが、これが基準になるのね、カードが多く出ることが予想されました。
前半時点ではピッチはそれほど荒れておらず、徳島のパスも周り、前半27分に相手を押し込んだところでポケットに走り込んだ玄選手にパスがでて、そのままクロス。森海渡選手が冷静にヘディングでゴール。
前半40分には、左サイドで獲得したFKを柿谷選手が安部選手に軽く出して、戻ってきたボールをコントロールショットで2点目。
大宮戦同様に試合をコントロールできました。
後半は雨が継続した影響か、水がかなり浮いた状況。同じ時間帯地方で行われていた岡山の試合を見たら、それほどでもなく山口のホームグラウンドの状況に疑問を持ってしまいました。
後半グラウンド状況をうまく見極めた山口にかなり押し込まれて苦しい展開。プレスのやり方を変更された大宮戦同様に、片サイドに人数を集めてロングボールを回収する方法を選択するが、山口に回収されてしまい、ペースが握れない。
後半16分に右サイドからクロスを上げられて、白井選手がクリアしようとするも届かず、ゴールが決められてしまう。
直後に杉本選手が相手の体に手をかけてしまい、2枚目のイエローをもらって退場。これも確かに手はかかっていて印象が悪いが、相手選手の体の方向はゴールに向いていない、ゴールまでの距離はまだあり、徳島のDFも人数はそろっているでDOGSOはおろかSPAにもかからないように思える。山口のコンタクトがそれ以上にひどいものがあったが、カードはでず、結果的にカードの数は山口1枚、徳島は遅延行為も含む4枚出ることとなった。
贔屓目もあるが、他の試合でも同じようなケースが多い。ただ、これもサッカーだし、徳島がカードをもらう場面はボールカットされて、体が入れ替わる瞬間のコンタクトなので印象が悪い。
ここで選手の入れ替えもしないといけないが、徳島はベンチに守備を得意としている選手が少なく、人員的に逃げ切れる体制が引けない。また、数的不利となって、前からのプレスもかけられなくなってしまい、消極的な姿勢を見せてしまった。
試合終了間際に、相手スローインからクロスを上げられたところをヘディングで決められしまう。
前半複数得点でき、試合もコントロールしていた。SNSでサポーター仲間がピッチのことや判定について、文句は言っていた。管理人も同じように思えるところもある。ただ、今シーズン失点のほとんどがセットプレーに関連するものだと考えると今回の失点も同じようなことだ。流れの中からの失点以上に原因がわかりやすいのでなんとか改善してほしい。
セットプレーの守備や対策を立てられたときの選手交代を含めた早い時間での対処ができるようになってほしい。ここら辺ができていないのが今シーズンの順位にあらわれているのだが。某記事に外国人監督を育てるのかみたいなことも書かれていたが、こういったことも含めて、成長を見られるクラブなので楽しみにしている。