やめた趣味
年々ちょっとした趣味は増えているのですが、やめた趣味があります。
コロナ禍前にすっかりやめてしまいましたが、競馬。
ロマンだ、スポーツ観戦といっしょだよという意見もありますが、きれいごとをどんなに言ってもギャンブルにすぎません。
が一番熱を入れてやっていた頃は、新聞を買って、週刊誌を買って、時間を使って予想をしていたわけです。他のギャンブルはしないのですが、理由は競馬なら土日で最大でも36レース(地方を入れれば平日もやっていますが)と区切られているので。パチンコとかなら、もしはまっていれば時間かお金が許す限りやってしまいそうですし。
ちゃんと収支もつけていて、万馬券を年に50本ほど当ててプラスになったときもありますが、ギャンブルなんてしょせん胴元が儲かる構造なので、儲かるわけではありません。競馬で生計を成り立てている人もいますが、馬券のみの生活ってほぼいないのでは。
学生時代はプログラムを組んで、馬の成績を入力し、予想するレースでのタイムを予測するなどやっていましたが、労力の割に儲からない。データ入力作業が大変なわけですが、理論を構築するのは面白かったし、モデル化・数値化の限界もよくわかった。
最終的には血統に興味をもち、それを予想のベースにして考えました。血統も知っていると色々奥が深くて、歴史の勉強にもなるのですが、最終的には亀谷さんの理論をベースに考えるようになりましたね。亀谷さんは元々は競馬ゲームのダービースタリオンで有名になり、メディアに出たり、最近だとYoutubeでホリエモンと予想をしたりと競馬界では有名な予想家。
細かいところでは、納得理解できないところ、うーんと思うところもあります。ただ、考え方の根本に競走馬の能力は一定ではない、走るコースや条件によって、よほどの天才的な馬でない限りは、人気馬、強いと言われている馬でも凡走してしまうこともあるって考えていること。その根本思想をベースに種牡馬を系統に分けて考えているところはなんかマーケティング的な考え方もあり、面白かった。
すべてのレースを予想していたわけではないけど、結構時間も使うし、負ける可能性が高いお金を使うなら、投資や別のことに回そうと趣味としての競馬は引退しました。お金をかけずにレースを見たり、亀谷さんのYoutubeを見ることはありますけど。
競馬のようなギャンブルでも主観で買うのではなく、フレームワークを持って考えるのが好きです。ここ2試合の徳島のサッカーを観て、構造があるようには見えないなと思い、ふとやめた趣味のことを考えてしまいました。