米は高くなったというけれど
米は高くなったというけど、本当なんだろうか。確かにここ数年は急激に上がった気はする。また我が家の場合は、女性が多いということもあり、消費量も少ないし、自分以外の家族は朝はパン食なので気になっていないのかもしれない。
売るほどはないけど、以前は親族から送られてきたのもあるので鈍感なのかもしれない。
ここ30年間の物価と米の価格を比較してみた。
年 | 米価(円/kg) | CPI(1995=100) | コメント |
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1995 | 310円 | 100.0 | 基準年 |
2000 | 280円 | 106.9 | 米価は下落、物価はやや上昇 |
2010 | 270円 | 約115.3 | 米価ほぼ横ばい、CPIは上昇 |
2015 | 285円 | 約138.9 | CPIは大きく上昇、米価は微増 |
2020 | 355円 | 約153.3 | 米価上昇開始、CPIも伸びる |
2024 | 420円 | 約172.2 | 米価の伸びがCPIを上回る |
確かに上がっているし、2015年以降だけ切り取ると物価の伸びと比較すると米の価格の伸びの方が大きい。しかし、1995年を起点としてみると物価に対する伸びの半分程度しか上がっていない。
CPIは家庭の消費に関する統計なので、農家の人たちも当然消費をして、これ以外に肥料や燃料なども上がっていて、生活や生産にかかるコストが上がっている中、米の価格が抑えられていたので、苦しい農家もいただろう。親族もそうだけど、儲からない中農家を継ぐかと言われてもなかなか決断が難しいかっただろうな。加えて減反政策などもあったので作る人口も減っているだろうし。自民党は農家農協が大きな支持母体の一つだと思うけど、有効な政策を打ってこなかってことなのかなぁ。ちょっと調べてみないと。