ひゃくえむ。観てきた

先週金曜の公開日に仕事帰りに観てきました。

同じ日に話題作である「チェーンソーマン レゼ編」も公開ということと、1日あたりの本数も管理人がいった映画館では圧倒的に少なかったので、数字面ではもしかしたらよろしくないのかも。

原作(全5巻)も読んでおりますが、2時間程度の映画にするためということや原作者の魚豊先生も展開するメディアにあった編集を望んでいたそうなので、これくらいの編集がいいのかも。

小学校時代の出来事が原作の通り描かれていないと、小宮が競技にのめり込むような動機が深くしれないような気もする。しかし、動いている絵を使うことで他のところが表現されているのでこれでいいのではと思う。

この作品は小学校、高校1年生、社会人と時間が飛び、空白の時間があるのだけど、そこを描いていないことで、いろいろと想像が掻き立てられる。

高校での再会を境に社会人ではすっかり立場が逆転しているのだが、自分にもそういった経験がある。別に自分は才能があったわけではないけど、高校1年生のときに高校から外部進学で入ってきた別のクラスがいたのだけど、その人が数学を教えてくれというので、そのとき一応数学の成績が良かった自分が何度か教えてあげた。その後、高校2年生になって、その人は原因はわからなかったのだけど、学校を辞めた。

そのあと何をしていたのかわからなかったのだけど、自分が大学4年生のときの地元の阿波踊りで、彼と遭遇。大学ごとに連を作っているのだけど、彼は自分が落ちた第一志望の大学に入っていたのだ。聞いたら、なんでも高校卒業認定をとって、浪人してから入学したらしい。高校1年生の段階では、自分は特待生クラス、彼は普通コース。自分の学校で普通コースからその大学に入った人はいなかった。

自分もある程度努力したけど、周りからチヤホヤされてぬるい努力しかできていなかったのではないかと。その大学に入れれば良かったのだけど、それ以上にがむしゃらに努力できなかったことに後悔があるってことに気付かされたなぁ。

主人公の一人のトガシほどではないけど、なんか自分の限界を知るのが怖くて、自分の心地いい範囲でしか生きてこなかった気がした。原作を読んだときもそんな苦い経験を思い出させてくれたけど、映像を見て、またそんな苦いことを思い出してしまった。

エンディング曲の「らしさ」もストーリーにあっていていいんだよなぁ。

ひゃくえむ。 全巻 上・下巻セット (シュリンク付き) 新装版

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