FC東京2020シーズン初めの4戦を終えて

新型肺炎の影響でルヴァンカップやJリーグ第2節以降が延期となりました。

4戦を戦ったFC東京を観て感じたことを箇条書きで。

・正直守備はうまく行っていない

今年取り組んでいる4-1-2-3ですが、一つポイントになるのがアンカーの橋本選手ですが、やはり左右にできるスペースを狙われています。広範囲にカバーをすることを求められるので元々日本人選手には難しいポジションかと。清水戦の後半でシルバ選手を入れて2ボランチ(全体としては4-2-4みたいな形)になったときは、カバーする範囲が半分になったせいか守備も安定したし、ボールを前にも運べるようになっていました。
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3トップだけでなく、2の位置にインサイドハーフも攻撃に絡めるのなら今の形もいいですが、長谷川監督の言葉からは攻撃は3人でと考えているように見えるので、4-2-1-3でもいいのはと思ってしまいます。

闘える集団へ FC東京・長谷川健太監督 インタビュー

・ブラジル人3トップの攻撃は強力

ACL3戦ではあまり機能していないかなと思ったのですが、清水戦それぞれがゴールを決めたように噛み合うと強力です。ただ、昨年同様に再現性のある攻撃ではなく、即興攻撃なので、組織的に守られたときやコンディションが悪いときや対人守備の強いDFに対してはかなり苦労しそう・・・・。3人が中に入るので両サイドバックが上がってクロスをあげる(清水戦での中村選手はよかった)機会を増やせばいいと思いますが、3トップのプレスが甘いので守備タスクの多くなるインサイドハーフやアンカーをカバーするためになかなか上がれていないように見えます。3トップが封じられたときのためのオプションは増やしたい。少し攻撃力は下がりますが、3トップの一角に原選手、田川選手を入れて、後半にブラジル人を投入するやり方はいいかも。

・その他
清水はいいサッカーをしていました。特に左サイドバックの石毛選手は厄介でした。インサイドハーフが守備で前にでた後ろのスペースをうまく使ってビルドアップの出口になっており、捕まえにくい動きで混乱させられました。戦術が浸透していれば、逆転はなく、追加点を取られて敗戦の可能性も高かったのでは。

シーズン序盤でまだまだ改題は多いですが、勝ち点を多く取れたことはポジティブに捉えています。

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