【蹴球観戦放浪記】感想:2024年5月12日徳島vs栃木

前半は保持率も70%と以前の徳島らしい数字を示すようになってきた。鳴門特有の風の中相手が苦労した点(前監督は風をよく言い訳にしていた)やプレスを前からこなかったところもあるが、数字上は徳島の特徴は出てきているように思うし、ボールを奪回している位置も高くなってきている(これもプレスが意図的なところもあったが、向かい風で戻された相手のミスもあるだろう)。

前監督時代はピッチ上での意図は感じられなかったが、相手によって、ボールを持たせる位置などは変わってきているが、最近は右サイドならチアゴ選手、左サイドなら橋本選手に持たせるところまではデザインされているように見える。ここがデザインされていることによって、相手が警戒しているときは中で縦につけるパスも効果的になっている。

ボールを誰に持たせるかということはデザインできているように見えるけど、そこから先、そこから誰に点を取らせるのかはまだデザインはできていないように見える。もちろん、これは難しいことではあるけど。シュートは打てているが、シューターの体勢やシュートを打つ位置がまだ改善点がある。

サポーターの多くも指摘していたが、柿谷選手のコンディションはまだ十分でないように見える。特にこの試合ではピッチ状況もよくないので、彼を使うよりはブラウンノア選手を使った方が良かったと考えている。

とは言え、選手交代も適切なタイミングでできているし、1点差守備の穴にゲームに使うのは怖いのでどうかったと思った高田颯也選手。課題である守備もやってくれているし、相手の疲れた時間帯にドリブルを仕掛けてくれるのはチームとしても助かっていると思う。才能があるからといって、前任者のように試合の最初から使うのは現時点では足りないところは多い。短時間でも緊張感のある場面で彼を使うことにより、成長を促されるはず。

選手層はいろいろなことがあり、むしろ薄くなったのに、結果が出ている。本当、前任者はなにをやっていたんだろうと疑問に思うし、HC時代どういう気持ちだったんだろう。

他のサポーターも突っ込んでましたが、試合後の永木選手のコメント。

まずは失点が減りました。守備の方法や決まり事を練習から徹底してやれるようになってきていることが試合にも出ていたのではないかと思います。

徳島vs栃木の試合結果・データ(明治安田J2リーグ:2024年5月12日)

前監督、練習のとき何やってたん?

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